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新洋水産はこんな会社です
 

島平第一漁業生産組合を母体とする「新洋水産」は、昭和57年2月に設立しました。遠洋まぐろ漁業のほか、最新設備を完備した超低温冷凍加工センターでの冷凍まぐろ加工業を行っています。このほか、町興しの一環として始めた「まぐろフェスティバル」の立役者となるなど、まぐろ普及のために幅広く活動しています。「培われた漁師の心意気を大切に」。その思いを大切に事業を展開する松元要社長に、海の仕事や南まぐろの魅力について聞きました。

 

まつもと かなめ
【PROFILE】
松元 要
(まつもと・かなめ)
いちき串木野市島平出身。父の勧めで“海の男に”。「本当は農家になりかった」というだけに、趣味の園芸はプロ顔負け。クリスマス時期には自宅がイルミネーションで彩られ、見物客が後を立たないとか。健康の秘訣は趣味のゴルフ。昭和19年6月10日生まれ。
Q. 実際に船に乗っていたそうですね。
A. 昭和41年から59年までの18年間、海で生活していました。一番最初に乗ったのは、島平第一漁業所属の木造船「第十松榮丸」。日本近海や大平洋で、メバチまぐろやキハダまぐろを追っかけていました。南まぐろを始めたのは昭和45年頃。当時はオーストラリア沖でしたが、ニュージーランド沖、南アフリカ沖と漁場を移動。オーストラリア沖に出掛けたのは、串木野では「松榮丸」が最初だったんですよ。
 
Q. 漁の一番の魅力は何ですか?
A. もちろん、大漁。一番印象に残っているのは、昭和53年6月のニュージーランド沖。当時は「第三十一松榮丸」で操業中でしたが、大しけでほとんどの船は操業していませんでした。でも、大漁の予感があり、一発勝負で漁場移動。すると、一週間で50tの大漁。良いときでも、一日で1〜2tですから、このときは本当にうれしかったですね。船のトップの漁労長はいつも責任重大。魚が穫れなければ意味がありません。天候、えさを針につける方法など、これまでどれだけ穫れたかなど、データや経験を積み上げ、瞬時に判断する勘が必要。だからこそ、大漁のときは漁労長冥利に尽きますね。
 
Q. 新洋水産では、南まぐろがメインだと聞いていますが。
A. 取扱商品の約5割が南まぐろ(インドまぐろ)です。まぐろといえば、本まぐろのイメージが強いですが、最近、特に注目されているのが南まぐろ。極上トロの甘みは本まぐろをしのぐといわれ、口の中でやわらかくとけてしまうほどです。しかも、漁獲量が多くないことから、稀少価値の高い魚といえます。一般のお客様にはなかなか簡単に手に入りませんが、自社船を持つ新洋水産では直販体制で、新鮮で安全な南まぐろをご提供できます。
 
Q.今後、計画していることはありますか?
A. 島平第一漁業生産組合から始まり、約70年をまぐろ一筋に生きてきました。今後は漁業者、穫った海域、日時などを掲載した「漁獲証明書」や、「島平松榮丸」のブランドが携帯電話で読み取れる仕組みを導入します。これまで以上に「安心・安全」に力を入れ、一人でも多くの方にまぐろのおいしさを知っていただきたいと思います。
 最終目標はトレーサービリティの確率を図り、誰でも安心して買えるような仕組みづくりをしたいと思います。

 

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