暮らしに生かせる企業マネジメントの考え方

  1. 「大きな流れ」から「小さな流れ」へ

     「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、目先の小さいことだけに捉われていると、それ自体は上手くいっても
    肝心なことに目が向かなかった・・・ということにもなりかねます。
     当然、日々のコツコツとした積み重ねがなければ何も生まれませんが、その前段で大きな流れを把握しておくことで、
    自分の現在の立ち位置や進むべき方向が見えやすくなるという考えです。
     時間軸で考えた場合は、まず長期的な状況を把握してから、中期・短期的な状況に目を向けていくということになります。

     家計においては、まず「将来こうなりたい」といった夢や目標を定め(大きな流れ)、それを数値で表してみます。
    次に今年1年の目標を定め(小さな流れ)、実行・管理していくことになります。


  2. 内部環境・外部環境を知る

     内部環境とは: 自分や家族に関する環境(自身の力でどうにかできる)
     外部環境とは: 景気や政治政策といった自身を取り巻く環境(自身の力ではどうにもできない)

     自身(内部環境)を知ることは非常に大切なことです。しかし併せて外部環境を知らずにいると折角の行動が
    一人よがりとなってしまったり、知らないうちに選択肢を狭めてしまう可能性があります。

     例えば「2年後にまず車の買い替えを、5年後には頭金がそろうのでマイホームを買う」と自身の都合から決断を
    する場合がありますが、それに加え「不動産の価格やローンの金利動向は中長期的にどうなるか」といった外部環境の視点を
    もつことで、「車は後にしてマイホーム購入を前倒した方が結果的にトータルで支出は抑えられる」といった別の選択肢が
    持てるかもしれません。



  3. 「PDCA」をまわす

     P :Plan (計画)
     D :Do (実行)
     C :Check (チェック)
     A :Action (アクション)


    物事を継続してよい方向に進めていくには、
       計画を立て(P)、
       実行してみて(D)、
       その状況を振り返りチェックする(C)。
       チェックにより是正すべきことがあれば必要なアクションを起こす(A)
    を繰り返し行うことが必要という考え方です。

    「考えるより実行(D)あるのみ」という行動派の方もおられるかもしれませんが、
    その場合も、実行した結果を振り返りチェックする(C)、アクションをとる(A)といった
    PDCAの考え方を回していくことが必要であると思います。
    (「P]だけで終わることはいわゆる「計画倒れ」、「D」だけで終わることは「やりっぱなし」と言われたりします。)

     これは家計にも当てはまります。
     例えば、「家計が苦しいなか、今年は10円の赤字の計画だったが、計画達成に向け日々がんばったところ、
    結果は9円の赤字だった」という場合と、「計画はなく、余裕のある家計のはずだったが、1年経ってみれば1円の黒字だけだった」
    という場合で見てみましょう。

     前者は赤字ではあるものの1円の改善がありました。それに比べ後者は良かったのか悪かったのかさえ分かりません。
    あらかじめ目標や計画を設定しておくことで、努力した成果を可視化することもできます。
    赤字だから悪い、黒字だから良いのではなく、自身を見つめ目標をもってその中で自身なりの努力をしていくことが
    大切だと考えます。




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 企業経営と日常の家庭での暮らしにおいては、「現状をより良くしていく」という観点では全く同じ考え方ができると思います。
違う点といえば企業は永久に継続していくこと(「ゴーイングコンサーン」といいます)を前提に存在しますが、
家庭での個人においては、残念ながら限りがあるということでしょうか。限りがあるからこそ、自分の目標は自分で考え、
行動し夢を勝ち取っていきたいものです。
 ここでは、企業経営における考え方のうち、日常の家庭での暮らしに生かせる考え方についてご紹介したいと思います。
非常に概念的な内容ですが、常にこれらの視点で行動することで考え方の幅が広がりますので是非ご参考ください。