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代表挨拶 Message from the President This page was last updated 26 July 2005. 最近、「生活習慣病」という言葉がいろんなところで使われています。テレビでも、「血がドロドロよ、サラサラにするにはこの食品を・・・」などと盛んに健康食品の宣伝をしています。しかし、少し考えてみると、生活習慣にしろ、食習慣にしろ、生活全般を決めている重要な要因の「仕事」をどうするのかという視点が抜けているのに気づきます。 現在、派遣やパートなどの不安定雇用が急速に拡大しています。「構内委託」という形をとった派遣労働者も増えています。派遣なのに、10時間、12時間と長時間働かされる事もあります。また、正社員の休日出勤や「サービス残業」もあとを絶ちません。長時間労働は心臓疾患や脳卒中を起こすことは有名な事実ですが、会社の健康診断で「コレステロールが高いから注意」とは書かれても、「労働時間が長すぎます。1日9時間働いたら帰ること」と注意を受けたり、部長が午後5時に帰れという業務命令を出したなどというのは聞いたことがありません。 パソコンを使う仕事も、産業衛生の学会では、体に悪い仕事なので「50分に10分くらいの休憩」「1日4から6時間」という勧告が出されていますが、そんな事はだれも知らないし、守ろうとする会社もありません。(もし、あったら教えてください) 古典的な発癌物質のアスベストにしろ、ほぼ禁止になったのは、2004年10月からです。今後、5万とも10万ともいわれる悪性中皮腫の被害者の発生は避けられないといわれています。アスベストを扱う現場では、誰も「発癌物質だから絶対吸うな」「マスクをしないと仕事はさせない」といわれたことはありません。1980年代でも、「体にわるいらしいよ」「でも暑いからマスクなんてやだよ」というのがふつうの反応でした。尼崎クボタの周辺住民の中皮腫の被害が明らかにされ、大変な問題になっていますが、会社の中、クボタの労働者はずっと高率に中皮腫や肺癌になっています。 私は、生活習慣病にしろ癌にしろ、そして、腰痛なども、1日の3分の1以上を過ごす仕事の影響がとても大きいと思います。そして、労働者自身が安全や健康の問題を正面から受け止めて、自分の職場をよくしていかない限り、こういう問題は決してなくならないと思います。 「職場の安全に問題がありそう。」「労災のはずだが、会社がやってくれない」「病気になったが仕事のせいではないか。」 ・・・まず相談をおよせください。名古屋労災職業病研究会は、現場の労働者、労災・職業病になってしまった人と一緒に考え、行動します。
名古屋労災職業病研究会 代表 伊藤 光保
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