大浜五光 著 遺書 唯物協動共感論に到達した田村了悟伝に代えて 2009年3月1日刊行
まえがき
遺 書
詩による唯物協動共感論
 自然観 社会観 善と悪 人間の条件 あるがまま--のまちがい
 文明人の罪と罰 文明社会の正義の矛盾 不正義隠し 時代は変わる
 異常社会は続く 官僚のどこが偉いのか 日本人の二重性
 矛盾を押しつける社会 領土問題 許されるエコロジスト
 マスコミの本質的弱腰 生と死 ほか
私の生き方 富良野便り
 自然に学ぶ電気ガス水道なし生活
 自然と協力してつくる水と氷
 小屋・車庫すべて廃材手造り
 自然の冷風、キノコ、山菜づくし
 落葉 枯枝 活用 熊の方が紳士
 雪原のど真ん中での準露天風呂
大浜さんの出版によせて(TVプロデューサー 澤 則雄)
ISBN978-4-904350-12-6 C0095 46判 104頁 定価1200円+税 
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大浜五光 遺書 詩による唯物協動共感論より

  文明人の罪と罰

それぞれの必要最低最小限の条件で千差万別に分担し
それぞれの最高最大限の活動で千変万化しつつ常に交代する
この万物協動の自然からはずれ
私物化と独占の優勝争いに暴走してやまないこと
これが文明人の罪なのだ


資源枯渇、環境破壊、人口爆発、文化の頽廃、人災と犯罪の増加、核戦争
これは多くの生命と文明人自身の自滅へ至るまで止まりえないもの
奪い取った有利な条件と成果をみずから放棄する者などいないのだから
これが文明人が避けえない罰なのだ



  文明社会の正義の矛盾

ここでは最初の略奪者と殺人者だけがゆるされる
土地も権力も財宝も最初に専有した者だけはそれを不問にされるだけでなく
正義の実現者として祭り上げられる
だが、その後で同じことをするものは断固として処刑されるのだ
最初の犯罪を正当化したまま後のだけを罰する
これが文明社会の矛盾の根本であり、
言われている正義の本質であり、観念性なのだ



  不正義隠し

現代文明の論理は弱肉強食など自然欲求を組織的技術的に肥大化したままで
格差拡大、序列固定をさらに絶対化したままで
ことばと政策の上だけで公平平等、交付金一律支給、消費税一律10パーセントなどという
1千万、1億円以上の所得者にも
1食30円のそうめんでしのぐアルバイターも、
年収100万円以下のフリーター、パートも
200万円以下の非正規社員も、派遣労働者も、年金生活者も一律にだと

こんな事で若者や国民の大多数の人々の生活と心が
どうして清く正しく美しくなりえようか
豊かになりえようか
不正義、不自然とごまかしといじめ、いじわるが
はびこっていくばかりだ



  許されるエコロジスト

地球環境の危機をのべたあと
必ず「あなたができることから始めましょう」と視点をずらしてしまう
大量生産、大量消費の資本主義とそれをよしとする人々が元凶であることと
資本主義もふくめた文明を変革しなければならないことは
決して言わないからだ