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熱い女性である。「日本の地方にはエネルギー資源がいっぱいあります。
森林でバイオマスエネルギーをつくればいい。CO2削減、温暖化対策にもなります」。
サラリと言う。
山形県・河北町出身、スウェーデン人と結婚、2児を持つ。並外れた好奇心と行動力。
環境先進国・スウェーデンに住み、何でも見てやろうと研究してきた。
同国の消費エネルギーの40lはバイオマスを中心とした自然エネルギーで賄っている。
自信の発言は夫の国の成功事例に裏づけられている。
5月末、スウェーデンエコ自治体協会理事の政治家と共に来日、
環境自治体会議全国大会に出席した。帰ったあと再び、母国へ。
環境サミットで温暖化対策が世界の喫緊の課題になる中、青森県八戸市議会を
始め各地を訪問。講演、トークなどで待ったなしの地球環境と
スウェーデンの光を訴え続けている。
日本も森林が多い。だが林業の採算が取れないことから山は荒れ放題。
木質バイオマスエネルギーを活用すればー。「林業、中山間地の振興、
国土保全など多面的効果で山はよみがえります。日本は政治が遅れています。
政策で誘導すればバイオマスエネルギーは可能です」。
当然と言わんばかりの表情で語る。
昨年8月から首都ストックホルムの中心部には車の乗り入りが規制された。
渋滞の解消とCO2の削減が狙いである。どうしても車で行く場合は
「渋滞税」を払わなければならない。「街中に入る際、課税されてしまうので車の
使用量が減りました。でもハイブリット車など環境にやさしい車には渋滞税がかかりません」
炭素税(環境税)は91年に導入された。わが国では経済界から反対が強く、
本格的論議さえも少ない。「環境税などでCO2の大幅削減をしながら
経済成長を続けています。環境対策と経済成長は両立する最高の見本です」
200年近く戦争をしていない国。教育は大学まで無料。女性国会議員半分近く、
福祉国家。だが税金は高い…。彼の国と祖国のそれぞれの良さ、問題を体感。
夢は、日本を持続可能な国にする。
軽いフットワーク、熱い心、ITを武器に挑戦は始まったばかり。
(小林富久壽)
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