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  9月定期講演会
   (平成13年)
   

 フー太郎の森基金理事長
   新妻香織さん



    「心に緑の種を蒔こう」



熱い挑戦は、たった1人からで始まった。「アフリカに森を必ず造る」。
3年前、ふるさと相馬でフー太郎の森基金を立ち上げた。
発起人も資金もない、素人の活動。「出来るはずがない」「失敗する」…。
小さな町に冷たい視線があった。



   だが、世紀末の列島は、呼び掛けに共鳴した。感動と行動の輪が大きく広がった。
  社会的活動に無縁だった主婦、市民運動の女性、ホームぺージ制作を
  かって出るボランティアも現れた。善意が全国から舞い込んだ。



   支援金を手に、エチオピアを訪れた。南部の高地、ラリベラ。
  村長や校長らが植林活動の協力を約束、基金創設の翌年、現地事務所が誕生した。



   ピアノ教師を辞めた熊田富美子さん(須賀川)が現地責任者として1人、常駐した。
  言葉の障害、男尊女卑の風潮、暗中模索の苗作り‥。壁にぶつかり、
  悩みながらも体当たりの連続だった。活動は飛躍的に進展した。


   新妻さんは10年前、雑誌編集の仕事を辞め、アフリカを5年間、1人で旅した。
  訪れた国は
28カ国。スパイ容疑で留置所に入れられたえん罪事件、
  暴漢から寸前で逃げた恐怖の体験、どうしても口に出来なかったサルの鍋…。


  数々の稀有な体験を「楽園に帰ろう」(河出書房新社)にまとめた。
  文学賞の蓮如賞に輝いた。



   フー太郎は、旅行中にエチオピアで出会ったフクロウの子供。
  少年たちがボールのようにして遊んでいた。不憫に思い引き取り、
  森に返そうとした。しかし森は伐採され、乾いた大陸に変わり果てていた。


  森への祈りが込められているフー太郎の森基金。


  それは、フクロウが棲める森を一緒に探す、
  メルヘンのような旅から生まれた。


    講演から5年10ヶ月

    たった1人の、熱い挑戦から、平成19年の今年で満10歳になります。
    地球が荒れ狂い、1部に深刻な砂漠化が進んでいます。そんな中、
    緑化のターゲットに選んだのは人類発生の地とされるエチオピアのラリベラ
    です。昨年まで40fの面積に23万分の樹木が植えられました。
    林を形成しつつあるところもあります。

    大量伐採により、変わり果てた乾いた大陸。その地に緑が息付き始めた
    のです。地球にも、まだ希望はあります。

    ラリベラの現地事務所には2年交代で日本人駐在員が常駐します。
    20代始めの可愛い福島の独身女性が飛び込んだこともあります。
    英語、現地の言葉も出来ませんでした。ご両親は、1時は猛反対でした。

    現地は、蚊、ハエなどの虫で神経質な人は眠られないほどです。
    食事も合わず、口に運べない日本人もいます。可愛い独身女性は、
    体中、蚊に痛めつけられてもグー、グーの高いびき。ラリベラ食は
    何でもござれ。子供や多くの現地の方に信頼・可愛がられました。

    緑化、野菜作りなどの命でもあります溜め池プロジェクトなどに
    大きな足跡を残しました。

    類は類を呼びます。このグループには感動と生きがいが山のように
    積まれています。

    フー太郎の森基金全国キャンペーンを毎年、展開、講演などで資金を
    獲得します。9回目の今年も九州から宮城県まで繰り広げます。