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          11月定期講演会(平成19年)

 NPO法人コミュニティ・サポートセンター
         神戸
       (
CS神戸)


     理事長 中村順子さん

 「楽しみながら社会を変える女性、市民
  たち」


            地獄を見た。ふるさと神戸は戦場のような惨状だった。阪神・淡路大震災の
            平成7年。避難場所がなく、自宅で呻吟する体の不自由な人、お年寄りも
            少なくなかった。心身ともに疲労困ぱいの被災者…。


                  何とかして手を差し伸べなければー。水道管破裂による水の大事さを痛感した。
            水さえあれば生き延びられる。「お風呂に水をいっぱいお届けします」。
            飲料水にも生活用水にもなれるように!仲間4人と毎日、足を棒にして運んだ。


                  NPOの母体は大震災の中で産声を上げた。平成11年、法人化した。
            年間予算は1億円を超え、常勤スタッフ9人、非常勤スタッフ
28人、
            ボランティア約
100人に上る。日本有数のNPOに成長した。


                  規模だけではない。内容でも全国のトップを走る。一般的には行政が
            机上の事業を作り、
NPOが“下請け”する。実態に合わないため税金の
            無駄使いも目につく。
CS神戸は市民のニーズを事業化、行政から予算を
            受ける。
NPOと行政は対等の関係だ。


            太陽光による「くるくる発電所」を造り、その電力で生ゴミを堆肥に
            している。残りは売電もする。就職、ボランティア、起業、学ぶー。
            そんなことをしたい人の「いきがいサポートセンター」を運営する。
            公務員、企業社員を対象にした研修も請ける。


            地域の活性化、自主防犯・防災、福祉社会、循環エネルギー化など
            8分野の事業を総合的に展開している。情報を完全に公開し、効率的で
            自立と共生を基本理念とした
非営利法人。ネットワークで人、物、金、
            生きがいをも提供する。


            月1回、事務所は簡易バーに変身する。会費千円。スタッフが得意の
            おつまみを簡単に作る。講師を招き、スタッフは想いを吐き出す。
            懇親、意思疎通、本音の場。ユニークな意見、アイデアは事業化にも。


            輝いている。ユーモアに富み、よく笑い、熱く語る。


            「震災の時に日本中から元気をいただいた。今度はお返しをする番」。
            ボランティア街道を走って
27年。“NPOの申し子”は感謝の心を胸に、
            自立と共生の灯をかかげ、今日も燃える。

                                     (文責・小林富久壽)