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       新春定期講演会(平成14年)

        毎日新聞論説委員・松田喬和氏

    「小泉政権と当面の政局」  


            中曽根元首相には、ダントツに強いパイプを持つ。自他ともに元首相の側近と
        認じている。苦言を呈することも度々。
        旧中曽根派の議員にも太いパイプを有する。


        ミッチー(故渡辺美智雄議員)とは強烈な信頼関係をー。各紙の政治部記者が、
        ミッチーの議員宿舎に夜回りを掛ける。酒を飲みながらミッチーから懸命にネタを
        取ろうとする。


        松田さんは少し飲むとグーグーいびきをかいて眠る。取材が終わるころ、目を覚ます。
        それでも他紙に抜かれるどころか、逆に抜く。ものおじしない取材力と鋭い分析力。
        「毎日に松田あり」と勇名をはせた。



         論説委員の現在も、与党だけでなく、野党にも太く、広いネットワークを敷く。
       派閥記者を越え、与野党の知恵袋的存在との声も。生の情報を積極的に取材、
       論説、評論活動を展開している。



         福島支局が最初の赴任地。昭和44年の県立福島医大闘争などで多くの
       スクープを連発、大記者の片鱗を見せた。毎日新聞OBの大御所岩見隆夫氏が
       最も信頼する一人でもある。


      早稲田大学卒のいわゆる“全共闘世代”。毎日新聞に入社後、政治部を
       中心に歩く。首相官邸、自民党、野党、自治、外務、建設、厚生、労働の各省を
       担当、野党、自民党のキャップも務めた。


          「年金に克つ」(毎日新聞)「政治が3時間で分かる事典」(明日香出版)
      「中曽根内閣史」(中央公論、共著)など著書多数。弁護士の孝子夫人との
       おしどり夫婦としても知られる。

                                      (小林富久壽)

             講演から6年目の20年1月

             松田さんは論説室専門委員としてコラムの執筆、テレビのコメンテーター、全国各地での
             時事講演と大活躍です。国会のねじれ現象により、この国はこれまでに経験しなかった
             新しい局面を迎えました。再生の大きなチャンスであるとともに沈没の危機かもしれません。

             そのような時であるが故に政治記者としての得がたい数々の体験、もって生まれた
             感性の鋭さ、そして公の志しの松田さんが一層、期待されています。