トップページに戻る

下方に写真で綴る「その夜のひとこま」があります

    10月定期講演・交歓会(平成21年)

世界の天然ガス・石油争奪最前線で命を削って

       4半世紀」


     〜汗と砂にまみれた草の根外交官〜

    海外プラントエンジニア 

     木本あきら氏(東京)


1歳3ヶ月の愛児を亡くした。中米の開発途上国で天然ガスのプラントを建設していた。

赤ちゃんが発熱したー。彼の国の医療は遅れていた。奥さんを帰国させた。幼子を抱き、

1歳の長男を手にニューヨークで乗り継いで聖路加病院へ。



「ご主人を早く呼んで!!」と担当医の矢の催促。国益を掛けた巨大プラント建設。

現場責任者はすぐには帰れなかった。3週間後、愛児は天に召された。

息が詰まらんばかりの人生最大の悲しみ。その場にはやっと間に合ったが…。


長男が誕生した時は、インドネシアのジャングルで奮闘していた。パソコンも

携帯電話も当時はなかった。連絡が出来なかった。2週間以内に名前を

付けなければならないとの戸籍法。直前になり何とか国際電話がつながった。

ガーガーして聞こえない。


「リュウだ、上杉藩のリュウだ。名前は難しいリュウにしろ」。

家庭を守る米沢出身の奥さんへの心遣いもあった。龍ちゃんとの初対面は産声を

上げて6ヶ月目だった。「オー、これが俺の子供か」。2週間いて、

またジャングルに戻って行った。



三菱重工などの海外プラントエンジニアとして25年間働く。中南米、インドネシア

、中東、北アフリカ…。天然ガス、石油の大型プラント建設である。気温
50度、

湿度
89lの広大な砂漠、逆に昼なお暗いジャングル、

働き場は戦場のように苛烈だった。


テロ輸出国と西側諸国から糾弾されたカダフィー大佐のリビアー。

ここではスパイと汚職容疑で独房に放り込まれた。独裁国家、突然の処刑!?

底しれぬ孤独と恐怖、心が凍った。詩歌にひと時の安らぎを求めた。

「満月が 独房の上に昇りたり 鉄条網が雫(しずく)に輝る」



20
年近くは中東で働く。砂漠に帰るとホッとするという。

「酒、女、まったく縁のない世界 何となく幸せ 清浄な砂漠」


現在はアルジェリアでプラントを建設中。講演後、アルジェリアに再赴任する。

弟の長さんは国連のアフガニスタン代表。商社に入った二男豪さんは医の道に

進みたいと医学部に再入学、今、夢に挑む。

三島由紀夫に拘泥する、日本男児の
66歳。拓大客員教授。                          
                             (小林富久壽)               
  ★1020日(火)午後6時半☆福島県庁敷地内 杉妻会館
024-523-5161)☆3500円(飲食交歓含む)☆日本一のふるさとを創る会事務局=
タカラ印刷(福島市渡利字絵馬平
86-9 024-526-4303)☆ 連絡員=小林富久壽
(プロジェクト・えこ、
090-2606-8034  024-525-4069ファクス)林由美子
(タカラ印刷、
090-2607-4101)☆参加者のご連絡をお待ちしています
19日まで、同行可)。

★11月は26日(木)です。講師は自民党の前代議士根本匠氏。
安倍内閣の総理大臣補佐官として活躍した。
8月の総選挙で敗北。
テーマは自民党の政権復帰は可能か。  



                    その夜のひとこま