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| 同志社大学
●キャンパス再編
同志社大学は、1986年の京田辺キャンパス開設以来、1・2年生が京田辺キャンパス、3・4年生が今出川キャンパスを使ってきたが、2013年を目処に文系学部1〜4年生を今出川に、理系学部の1〜4年生を京田辺に集約する予定だ。現在、今出川にある同志社中学校を2010年に京都市左京区に移転させ、この跡地を活用し文系キャンパスとして拡大する。また、京田辺キャンパスには2008年に「生命医科学部(仮称)」「スポーツ健康科学部(仮称)」といった新学部の開設を予定している。
●医工連携の新拠点
同志社は1887年から1906年まで将来の医学部を開設を目指し京都看病婦学校と同志社病院を擁していた。これらは諸般の事情で廃止になり医学部の開設はかなわなかったが、2003年に京都府立医科大学との提携により、工学部を中心に生命科学・医学分野とのかかわりを深めている。
また、2005年12月には、京都府相楽郡の関西文化学術研究都市にあるキヤノン株式会社のエコロジー研究所跡地を建物ごと購入した。今後、「学研都市キャンパス」として既存の生命科学系研究施設をすべて集約させ、隣接する医療法人医聖会の学研都市病院と提携し、医学・健康科学と工学を組み合わせたライフサイエンス研究の国際拠点を創る計画である。
●小学校の開設
学校法人同志社は創立130周年事業により、2006年4月に京都市左京区に小学校を開設する。これにより同志社の運営する学校は、同志社大学・同志社女子大学を始め、高校4校・中学校4校・小学校1校・幼稚園1園となり、幼稚園から大学院までの一貫体制を持つ。
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| 立命館大学
●改革の立命館
大学の生き残りをかけ、今では多くの大学が取り組む大学改革のモデルとして挙げられる一つの例が立命館大学である。立命館大学は学生運動が活発であったころ、革新地盤の京都で左翼運動の中心的役割を果たし、一時期受験生や企業から人気を落とした時代があった。その危機感から大規模な大学改革に乗り出し現在の姿に変貌した。公私協力方式により滋賀県草津市に新キャンパスを開設し、逸早く起業支援や産学連携研究などを手がけてきた。学部間の枠を超えた学際教育プログラムも「文理総合インスティテュート」として早い時期から取り組んでいる。
また学校法人立命館は2000年に留学生と日本人学生を50%ずつで構成し英語で授業を行うという日本では画期的なプログラムの大学「立命館アジア太平洋大学」を大分県別府市に開学。立命館の改革のアイデアとその行動力は注目に値する。
●更なる拡大
拡大を続ける立命館大学は今後も新学部の開設を予定している。2007年にはデジタル時代の映像コンテンツ産業を担う人材育成を目的として「映像学部」を開設する。また2008年には理工系学部の高度化を目標に生命科学の分野に進出し、「生命科学部」と「薬学部」を開設する予定である。
●私立高校の附属化
学校法人立命館は以前から京都市伏見区に高校と中学を保有しているが、少子化時代の学生確保に向けて、経営不振の私立高校を吸収合併し系列高校の拡大に力を入れている。すでに京都府宇治市の私立宇治高校・北海道札幌市の私立札幌経済高校・滋賀県守山市の市立守山女子高校を合併し、立命館宇治高校(1994年)・立命館慶祥高校(1995年)・立命館守山高校(2006年)として附属化している。また2000年には立命館慶祥中学校を、2003年には立命館宇治中学校を開設している。
●小学校の開設
学校法人立命館は立命館高校・中学校の創立100周年を記念して、2006年4月に京都市北区に小学校を開設する。これにより立命館の運営する学校は、立命館大学・立命館アジア太平洋大学を始め、高校4校・中学校3校・小学校1校となり、小学校から大学院までの一貫体制を持つ。
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| 龍谷大学
●グローカル大学
龍谷大学は「グローカル大学」という形態を目指した改革に取り組んでいる。「グローカル」というのは「グローバル」と「ローカル」を掛け合わせた造語で、かつては地域活性化のキーワードとしてよく利用された言葉だ。大分県では平松知事の時代、このキーワードを合言葉に立命館アジア太平洋大学を誘致している。龍谷大学はこのキーワードを合言葉に、世界での認知確立と地域密着に取り組もうとしている。
●高大一貫の模索
龍谷大学は系列の高校や中学校を持たないが「龍谷総合学園」という日本最大級の私立学校グループに属している。「龍谷総合学園」というのは、京都の西本願寺や東京の築地本願寺など、浄土真宗本願寺派の寺院や関係者により創立した学校のグループで、全国24の学校法人・6大学・24高校が加盟している。
龍谷大学はこのグループの中でリーダー的な存在であると共に、龍谷総合学園の一員である学校法人平安学園が運営する平安高校との提携により高校と大学の一貫教育を模索している。
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| 京都産業大学
●就業体験教育
産学が連携して学生教育を行うカリキュラムとして、最近注目されているのが「コーオプ教育」である。「コーオプ教育」というのは、現在では多くの大学が採用するインターンシップをさらに発展させた形態のもので、大学と企業が「教育」という視点から、カリキュラムに沿って実践的な就業体験を行うプログラムである。
京都産業大学は以前から就職に重点を置いた教育を行っており、「O/OCF(オン/オフ・キャンパス・フュージョン)」というコーオプ教育による就業体験カリキュラムを実施している。これは4年制の自己能力開発コースで、定員100名の学生を募り就業体験を義務づけるとともに、その体験をフォローする授業を実施する。知識の提供だけではなく、実体験を通じて学生自身の成長を狙うというこのプログラムは、社会に通用する人材育成の方法として非常に有意義なものといえるだろう。京都産業大学はこのプログラムを核に「就職の京産」という特色を一層強化する。
●系列高校の獲得
京都産業大学は中学校と高校の獲得を協議している。京都産業大学は系列の幼稚園を保有しているが、小学校や中学校・高校は保有していない。そこで学校法人京都成安学園が運営する京都成安高校・中学校の設置者変更協議に入った。京都成安学園というのは滋賀県大津市で成安造形大学を運営する学校法人で、京都市上京区で高校と中学校を運営する。京都産業大学の計画では、50周年を迎える2015年に初等教育・中等教育を視野に入れた一貫教育の達成を目指すようである。設置者変更については2007年の認可を目標に協議を進めている。
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| 関西大学
●学部の改編と新設
関西大学は、2007年4月に4つの学部を開設する予定である。現在の工学部11学科を「システム理工学部(仮称)」「環境都市工学部(仮称)」「化学生命工学部(仮称)」の3学部9学科に改編し、より専門性の高い学部に組み替える。また、政策系の学部である「政策創造学部(仮称)」を新設する計画である。
●高層ビルキャンパス構想
関西大学は大阪府高槻市のJR高槻駅の北側に、30階建ての高層ビルキャンパスを開設する予定である。そのビルの中で幼稚園から大学院までの一貫教育をやろうという構想である。高層ビルキャンパスは東京では明治大学や法政大学などが開設しているが関西では初めてである。また高層ビルの中で幼稚園から大学院までの一貫教育を行うのは世界でも初めての試みらしい。学生時代を一つの高層ビルの中で過ごすというのは過密都市の近未来の姿なのかも知れない。
●小学校と幼稚園の開設
学校法人関西大学は現在、高校1校・中学1校・幼稚園1園を擁するが小学校はない。そこで創立120周年の記念事業として大阪府高槻市に小学校を開設し、幼稚園から大学院までの一貫体制を目指す。
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| 近畿大学
●巨大総合学園
学校法人近畿大学は四年制大学を頂点に、短期大学2校・高等専門学校1校・専修学校1校・高等学校7校・中学校6校・小学校1校・幼稚園3園を擁する巨大学校法人である。日本大学系列から分離独立した大学だけあって非常に似た経営モデルを持つ。これまで拡大路線を採ってきた近畿大学が少子化時代を迎え、2006年2月に大学改革に取り組む「21世紀教育改革委員会」を立ち上げた。改革の方向性はまだ見えてこないが、この巨大学園が少子化時代に向けてどのような方策を打ち出すか非常に楽しみである。
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| 関西学院大学
●新学部の開設と大学の吸収合併
関西学院大学は2008年に社会学部社会福祉学科を学部に昇格し人間福祉学部を開設する。
また2009年には聖和大学を吸収合併する予定である。聖和大学は関西学院の創立者・ウォルター・ラッセル・ランバスの母親・メアリー・I・ランバスが1888年に創立した「ランバス記念伝道女学校」と、ランバスの父・ジェームス・W・ランバスが創立に係わりナニー・B・ゲーンスが1895年に創立した「広島英和女学校保母師範科」が、1921年に統合して「ランバス女学院」となり、このランバス女学院が1941年に神戸女子神学校と統合し誕生した「聖和女子学院」によって、1964年に聖和女子大学として開設された大学である。このように両大学は宗教的にも歴史的にも非常に近い関係があるとともに、キャンパスも1km程度離れているだけ。関西学院大学はこの聖和大学との合併により、聖和大学の教育学部を受け継ぎ改編することで、9大学にはない教育学部を開設する予定だ。
●私立高校との提携
学校法人関西学院は大阪府や兵庫県の私立高校・中学校と、関西学院大学への優先推薦入学を前提としたクラス設置を推進している。宗教的な繋がりのある啓明学院(神戸市須磨区)とは2001年に中学校からの一貫教育を行うことで提携しており、2008年から原則として全生徒を受け入れる。また新たに三田学園(兵庫県三田市)・清教学園(大阪府河内長野市)・帝塚山学院(大阪市住吉区)と提携、これらの学校法人では運営する高校や中学校に関西学院大学への推薦入学を前提とした30人〜40人の「関学クラス」を1〜2クラス開設する。優秀な学生を確保したい関西学院大学と、少子化対策で魅力を得たい私立高校・中学校の利害が一致した形だ。
●小学校と幼稚園の開設
学校法人関西学院は高校1校と中学校1校を運営するが小学校と幼稚園はない。しかし2008年4月に兵庫県宝塚市に小学校を開設する。また合併する学校法人聖和大学が持つ幼稚園を傘下に組み入れ、幼稚園から大学院までの一貫体制を作り上げる。
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| 甲南大学
●変化の少ない大学
甲南大学は変化の少ない大学である。1960年に現在の5学部の体制になって以来、学科の改編はあっても学部の増設やキャンパスの新設はない。学校法人甲南学園は戦前の七年制旧制高校が前身であり、同等の歴史を持つ関東の成蹊大学や成城大学、武蔵大学と同様に、個性にこだわり他大学の動きとは一線を画す。四年制大学の附属として高校1校と中学校1校を保有し、別法人ではあるがグループに小学校もあり、実業家の子弟に一貫教育を行ってきた伝統を現在も受け継ぐ。そんな甲南大学も2008年には兵庫県西宮市に新キャンパスと48年ぶりの新学部の開設を予定している。
●ビジネスエリートの養成と新学部開設
甲南大学の前身である戦前の七年制旧制高校は旧制大学の予科的な役割としてエリート教育を行っていた学校である。甲南学園は戦前・戦後を通じて多くの実業家の子弟にエリート教育を行ってきた。そんな歴史を持つ甲南大学が取り組むのはビジネスエリートの養成である。2002年に国際的なビジネスリーダーの養成を目標に「EBA(Economics and Business Administration)総合コース」を開設した。このコースは35名の少人数制で、法学部か経済学部の所属になるが、一般学生とは別メニューで英語でビジネスを行える人材を育成する。2008年にはこのEBA総合コースをさらに発展させ、経営者の子弟らが事業を継承するのに必要なノウハウを学べるマネジメント系の新学部を兵庫県西宮市の新キャンパスに開設する予定である。
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| 神戸学院大学
●都心部の新キャンパス開設
神戸学院大学は2007年に神戸市の中心部・ポートアイランドに新キャンパスを開設する。現在のキャンパスは神戸市の郊外、明石市との境界である神戸市西区の明石海峡大橋を見下ろす丘の上にあるが、既成市街地への大学設置を禁止していた「工業(場)等制限法」の撤廃により、都心部であるポートアイランドに進出することを決定。学生獲得競争の激しい法学部・経済学部・経営学部・薬学部を移転させるとともに、新キャンパスは政府の構造改革特別区域である「先端医療産業特区」に位置することから、薬学部を中心にライフサイエンス分野での特区事業への参画や、神戸市及び産業界との連携を推進し、大学としての機能性と存在感を高めることを目標に、教育や研究での産官学連携機会の拡大を目指す。
●大規模な法人改革
学校法人神戸学院は、これまで女子高校・女子短期大学・四年制大学を、それぞれ独立採算制で経営し別系統の運営を行ってきた。このうち四年制大学は国立大学を始めとする学者たちが集まって創った大学だけに、民主的に事を運ぶ国立大学型の経営モデルで運営され、私立大学特有のアグレッシブさに欠けるところがあったが、1998年から大規模な法人改革に取り組んだ。2001年には短大系列色が強かった女子高校を共学化するとともに四年制大学の附属とし、高校と大学の一貫教育を推進する体制を作り上げた。また女子短大は2005年で募集を停止、2006年に四年制大学へ統合することで廃止し、これにより法人として四年制大学中心の運営体制を敷く。カリキュラムにおいても学部間の枠を超えた学際教育プログラムの導入や資格教育の強化など、非常に速いスピードでの大学改革を可能にしている。
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