「加波山」は筑波山と共に関東平野の中央に聳える希な霊峰です。山頂には加波山神社があり、この他村社や摂社など多くの神社群が加波山中にはあります。
標高は709Mで、茨城県の石岡市(旧八郷町)と桜川市(旧真壁町)の真ん中に位置します。その9合目あたりから巨石や磐座が夥しく出現し、何か巨大な力で、恣意的に割られた巨石を多く見かけるという話もあります。
加波山は「樺山」、「蒲山」、「加葉山」とも呼ばれ、筑波山とともに古くからの信仰登山の山として知られ、定説では、「神場山」、「神庭山」、「神母山」とも記されていました。そんな加波山には、様々な信仰と民話が語り継がれており、「天狗」が住んでいたと言われています。国学者、平田篤胤は江戸時代に仙童寅吉の助けを借りて、天狗の研究に情熱を注ぎましたが、平田篤胤によれば、筑波山塊には十三天狗が、この加波山には何と四十八天狗がいたと伝えています。霊力では加波山は関東随一の場所と言えます。
現在では、この「加波山」からは、良質な御影石(花崗岩)が多く産出されるため、真壁町を中心に石材業が地場産業として発達してきました。お正月や七五三、節句などの行事には、地域住民・観光客で賑わい、山登りを楽しむ方にもハイキングコースとして、大変人気があります。
また、「加波山」として有名な話の一つに、あの激動の時代であった明治17年の「加波山事件」があります。
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