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last update 2012年05月24日木曜05時02分33秒
歯の修復方法の種類
保険処置と自由診療の違い詰め物
虫歯が神経まで達していない場合、虫歯部分の除去と詰め物をします。基本的に歯科医師の裁量で下記のコンポジットレジン修復かインレー修復を決定します。虫歯が大きかったり、歯に亀裂があったりした場合は下記のクラウン修復をする場合もあります。
コンポジットレジン修復は白い詰め物です、レジンという材料にセラミックの微細な粉が混ざっている材料です。経年的に色が変わってきます。基本的に即日で修復します。
非常にポピュラーな治療です。
セラミックの材質や含有量を高め、色の安定性、色の再現性を高めた材質で行います。
充填直後
5年後
インレー修復は、虫歯部分を除去してその部分を金属やセラミックで詰める治療です。歯型を採って技巧所(ぎこうじょ)で作成してもらうのが一般的です、なので最低二回の通院が必要です。材質が金属やセラミックなので耐摩耗性に優れます。
12%金を含んだ金銀パラジウム合金で行うのが一般的です、色は銀色です、合着剤(ごうちゃくざい、歯科用セメント)で合着します。
歯型を採る材質や模型の材質は保険で使用する材質よりも形態再現性、安定性のある材質を使用するのが一般的です。技巧所でも実体顕微鏡等を使用したりして精度を高めます、歯科用接着剤、あるいは合着剤で装着します。
金 の含有量の多い金合金で行う、色は金色です、金銀パラジウム合金よりも柔らかく、金箔に代表されるように伸びやすく、合着剤(ごうちゃくざい、歯科用セメ ント)が溶け出してもかみ合わせの力で自動的に伸びて自己修復する可能性が高く再度虫歯になりづらいです。かみ合わせにも優しいです。
文字通り金属の代わりにセラミックを使用します、歯科用接着剤で接着します。接着材の劣化以外に経年的劣化は基本的にありません。
金属やセラミックで歯を被せる治療です。歯型を採って技巧所(ぎこうじょ)で作成してもらうのが一般的です、なので最低二回の通院が必要です。
基本的に金銀パラジウム合金で作った被せ物(銀色)が保険適用です、前歯(犬歯まで)は金銀パラジウム合金に白いレジンを見える所だけコーティングした歯(硬質レジン前装冠)が保険適用です、小臼歯には強度が不足しますがレジンで作った(レジンジャケットクラウン)が白い歯として保険適用ですが歯科医師の裁量で何を被せるか決定します。合着剤で合着します。
保険銀歯、クラウン


歯型を採る材質や模型の材質は保険で使用する材質よりも形態再現性、安定性のある材質を使用するのが一般的です。技巧所でも実体顕微鏡等を使用したりして精度を高めます、歯科用接着剤、あるいは合着剤で装着します。
上記のインレー用金合金よりも硬度を高めた(プラチナ(白金)を加えたり)金合金で行う、色は金色です。かみ合わせにも優しいです。歯科用接着剤、あるいは合着剤で装着します。
奥歯には現在最適なクラウンでしょう、

貴金属合金で芯を作りその周りにセラミックを焼付けた物です、もっともポピュラーな白い歯です。強度、審美性に優れ歴史があります、歯科用接着剤、あるいは合着剤で装着します。

全てセラ ミックを使用したクラウンです、金属を使用しないため透明感が高く金属アレルギーを回避できます、その代わりに強度不足になり易くブリッジの支えに使用し づらい等の欠点がありますが、強度の高いジルコニアで芯を作りその周りにセラミックを盛り付け強度を確保したジルコニアクラウンも最近非常に多いです。


貴金属や、セラミックやそれに準じた材料で作った物があります。
ラミネートベニア
歯の見える表面のみを削りセラミックやコンポジットレジンを貼り付けます、イメージとしては付け爪です。歯の表側表面に虫歯が広範囲に広がってい たり、歯の漂白のみでは完全にとれない着色(先天的にある場合も含めて)があったり、歯の表層のエナメル質が部分的に欠落している場合等に適用します。
歯型を採って技巧所(ぎこうじょ)で作成してもらうのが一般的です、なので最低二回の通院が必要です。歯科用接着剤で装着します。

自由診療用のコンポジットレジン修復に使用する材料と同じ材料で行います、即日で可能。経年的に色が変わる可能性があるので、理由が無い限りセラミックラミネートベニアをお勧めしています。
保険処置と自由診療の違い
保険診療は小児の限定的な虫歯予防以外、基本的に「予防」と呼べる処置はありません、要約すると限定された病名、コスト、材料、定められた制約、の中で一番適切であると考えられる組み合わせを歯科医師の裁量の範囲で組み立てる治療になります。
例えば歯を失った場合、大抵、複合的な原因があります、さらにその状態を放置して新たな問題が起こっている場合もあります、失った部分に入れ歯や、ブリッジ、あるいはインプラントを植えて(保険適用外ですが)治療する事は簡単です、例えばブリッジ治療、定められた制約である治療後二年間は同一部位に保険給付に著しい制限があります、支えの歯に非常な負荷をかけてもブリッジ自体を二年間以上もつ強度にするのが一般的です、二年以内に壊れた場合、保険給付無しで無償で再治療すれば良いのかも知れませんがそうした場合、その歯科医院は継続して経営する事が難しくなっていくでしょう。
ではその数年後、ブリッジ自体を二年間以上もつ強度にしたが、周りで支えていた歯も寿命を縮められ一緒に駄目になり抜歯を余儀なくされました、また新たに大きい入れ歯やブリッジを作ります、その繰り返しで総入れ歯になる事もあります。
歯磨きが悪かったから歯を失ったんでしょうか?それも重要な一因です、しかし、先に述べたように歯を失うには大抵複合的な原因があります、その原因の一
つに「かみ合わせ」の力の作用があります、最初の歯を失った時にも力が悪い方向へ作用していたのが複合的原因の一つとしたら、ブリッジや入れ歯の支えの
歯、あるいはインプラントが再度壊れるのは当然ですよね、しかし、かなり時間が経ってからですと因果関係を推察できない事で歯医者は「歯磨きが悪かったから歯を失った」と結論づけたりします。
保険診療で処置する場合、上記の問題は必ず歯科医師を悩ませます。保険適用外だけれども最初にちゃんと「予防的に」かみ合わせを直してから直せばこんな結果にはならなかったかも知れない、上記はほんの一例です。
科学的根拠に基づいてアドバイス致します。
自由診療は、確実に正確に、可能な限り長期安定性が求められます、診断力と確実に直せる技術には歯科医院(医師)により差があります。