ハワイコナ農園訪ね日記


個人農園のコナコーヒー 透き通るようなボーカル 試飲が出来ます。
コーヒー農園の販売店 客層もさまざま 家族のお買い物



       ダウンタウンに行くと、さまざまなお店が集まっています。
       大型店の駐車場では、週末になるとフリーマーケットが開催されます。
       日本と違って、販売されます商品は、農園で収穫されたコーヒー豆、果物、花、
       個人の手作りケーキ等です。
       今回は、説明より画像でお楽しみください。



サーフショップ 映画館


       道路沿いには個性的なお店が点在しています。
       歴史も古く、さほど密集していませんのでとても風景にとけこんでいます。
       不思議に思う事では、絵画を取り扱うお店が多い事です。
       地元の絵描きさんから、有名な?絵描きさんのもの、アメリカ本土から渡って来た
       絵描きさんのものまで展示されていて、ハワイの自然や、人々をテーマにしたものが多く、
       とてもエネルギッシュです。
       自分達が建てた家、自分達の周りの恵まれた自然、自分達の風俗、文化、
       穏やかな時間の中で生活しながらも、はっきりとした誇りを持って生きている
       そう言う人々の島だと痛感しました。




ライマン農園の玄関 パルパー サンドライデッキ
工夫の焙煎機 整理された農園 農園でのコーヒータイム



    宿泊しています農園のオーナーの知り合いで、独自の農園運営をされています ハンズさんの
    農園を見学させていただきました。
    英語が全く分からないので、ほとんどの説明は理解出来ませんでしたが、農園にかける
    情熱は、ガンガン伝わってきます。
    殆どゼロに近い状態から彼の努力で、植樹、機械の開発、サンドライデッキから、焙煎機の
    工夫まで作り上げてきたものに全て神経が行き届いて、男の風格を感じさせます。
    なだらかな斜面には、整然と植樹されたコーヒーの木が気持ちよく風になびいて
    主を待ちかねている様です。
    また、農園に興味のある若者のホームステイ受け入れも、行っているようです。
    宿泊施設・・Bed and、Breakfast の部屋も素晴らしい眺望が望めて,日本人観光客にもお勧めです。
     "Lyman Farm Kona Coffee Farms" 興味のある方は、こちらのホームページを御覧下さい。










      SAYOKOさんに案内していただいた農園です。
      景色が素晴らしく、魂がぬけた様に茫然と佇んでいました。
      不確かな知識ですが、ヨーロッパのワイン農園の栽培法を一部取り入れているそうです。
      広告のポスターは、とても美しい農園の奥さんがトレードマークになっています。



                      
プリンセス・ラダー・ファーム
コーヒー豆の果肉を取るパルパー サンドライデッキ 日本語の干しだなでも通用する
コーヒー豆貯蔵庫 倉庫の生豆 湿度、気温が管理されている



        収穫したコーヒー豆は、赤い実のコーヒーチエリーで、果肉、果皮に包まれています。
        この果肉類を取り除き、コーヒー豆に仕上げていかなくてはなりません。
        この行程を精製すると言います。ハワイは水洗式と言う方法が用いられています。
        手摘みされた実は、直ぐに新鮮な水につけます。
        この時水に浮かんでくる豆は不良品として全て処分します。
        パルパー(pulper)と呼ばれるコーヒー豆用の脱穀機みたいなもので、果皮、果肉を取ります。
        桶の中さらに浸し、再度浮かんできた豆を排除して更に完璧な実だけを選びます。
        それらの選ばれた豆たちを水が入った貯蔵槽で、24時間漬け込み発酵させる事で
        ハワイコナ特有の甘い風味と、柑橘系の味わいが生まれます。
        その後、サンドライデッキ(日本語で干しだな)で自然乾燥させます。
        日に何度も鍬で実を撹拌し、フアンで風を起こして5日間乾燥させるそうです。

        
        私が訪ねた時は、収穫の時期では無かったのでどういう状態かは想像でしか
        表せませんが、多分今の季節は(8月末頃)パルパーが騒々しい音を立てフル稼働して
        農園にはピッカーと呼ばれる収穫の手伝いをする人々がそこらじゅうに溢れ
        収穫と、精製、が車の車輪のように忙しく回転しながら
        農園中を駈け巡っているのではないでしょうか?        

          これからも少しづつブログはつづきます。つづきはこちらです・・・
害虫 Twig Boreの被害 害虫 Twig Boreの被害 害虫 Twig Boreの被害
Suckers 枝から出ている不要な枝 Suckers 枝から出ている不要な枝 竹の様に地下茎が伸びるコーヒー


     SAYOKOさんからの知識ですが、ここハワイは比較的害虫が少ない地域で有りながらも
     全く居ないという訳では無く、葉、茎、コーヒーの実等にへばり付いて害を及ぼすScaie(カイガラ虫)
     最初の写真3枚に有るような、卵を持つメスが枝の中に穴を開けてトンネルを作り
     子供を繁殖させ、枯れさせてしまうもの(Twig Boren) 他にも外来の害虫の影響を受けている様です。
     

     ハワイ島のコナ地域は、コーヒーの木にとって最高の環境らしく地下茎を伸ばしながらどんどん
     成長しています。その状態は日本の竹の様です。
     そのため日本で言う木の剪定が行われています。
     健康で豊かなコーヒーの実を作る為、枝切り(Pruning)や、Suckers.これは枝から出ている
     不要な新しい枝と芽の見極めと、剪定・・・たゆまない人の手入れが品質の高いコーヒーを
     作り出す基礎となっています。 自然も豊かな栄養をプレゼントしてくれます。
     いろんなフルーツがたわわに実り、コーヒーの木だけでは無く、他の植物も異常に成長が早く
     動植物にとって最高のパラダイスと言えます。



マウナケア 標高4260m  フララアイ火山 標高2521m 森の中の農園
斜面を整地しての農園 その1 山間部を整地しての農園 斜面を整地しての農園 その2


     ハワイ島には、代表的な火山、マウナケア、マウナロア、フララアイ,キラウエア火山が有ります。
     コナ地区はフララアイ火山に守られています。  
     世界的にみてもコーヒーの栽培されています高条件として、溶岩質の肥沃な土壌に育ち
     比較的高緯度、多雨の地区が品質的にも優れています。
     ここハワイコナでも同じような事が言えます。
     年間通じて安定した降水量、寒暖の差は有りますが、比較的涼しい26度前後の気温。
     コナのコーヒーベルトの中でも、雨の少ない地域では、水の補給が必要ですし、気温も
     30度近くまで上がる地域も有るようです。
     海岸近くでは、30度をを超える島ですが、300m以上の高緯度の農園は、上に行くほど
     25〜26度程で、涼しいくらいです。
     同じ島の中にいて、暑い場所、乾燥した場所、雨の多い場所、涼しい場所、四国の半分程の島で
     極端に異なる気候は、とても神秘的でさえあります
     それゆえに品質の高いコナコーヒーが育つのです。
     また、孤立した島であるので、害虫が外部から入りにくいのも恵まれていますが
     近年旅行者、搬入される荷物などから持ち込まれる被害が増えているようです。
     栽培の現状は、山の斜面を利用して整地してコーヒーの木を植樹したもの、山間部に
     植樹したもの・・・収穫しやすさが基準となるように工夫されています、また品質的にも
     安定して供給出来る利点も有るようです。
     私の私見、あくまでも私見ですが、いろんな植物と同じ条件で森の中に植樹されたコーヒーは
     人を惹きつける魅力が有ると思います。こしの強さ、アロマと、風味のつややかさは、本当のコーヒーの
     ルーツを感じさせてくれます。
     私の滞在した農園は、あらゆる植物の輪の中にあり、ガッチリとスクラムを組んで
     森の栄養をその実に蓄えているかのようです。

               

グリーンウエルの試飲コーナー 収穫された豆の作業場 サンドライデッキ(干しだな)
コナ豆の等級別区分け機 50k近く焙煎可能な焙煎機 能率的な袋の底をならす器具


       最近は大変なスペシャリティコーヒーブームで、表示方法も栽培地域、標高、精製方法等
       事細かです。その上、コンテスト優勝豆等、更におまけもついています。
       お店のこだわりイコール、フルネーム表示する事であるかのようです。
       中には美味しくないのに、なぜこんなに高いの?と首をかしげたくなる豆も有ります。
       ま、それはさておき、グルメコーヒーをここまで押し上げた功績は否定出来ないようです。
       ところで、ハワイコナのコーヒーについてはどうでしょうか?
       日本に入ってくる生豆は、エクストラファンシーしか見当たりません。    
       どの農園の豆なのかも分かりません。
       焙煎豆も大手のコーヒーメーカーのものしか、目にする事が出来ません。
       大小合わせて600もの農園が有るのですから、もっといろんな独自のこだわりの農園物
       が有ってもおかしくないと思いませんか?
       大小合わせて600もの農園が有るのですから、豆の売り方もさまざま有るのです。
       高齢化が原因で、人手も無くほったらかしにされている農園。
       収穫したコーヒーの豆をそのまま大手の農園に買い取ってもらう農園。
       小規模ですが、収穫から焙煎まで自分の農園で行い、独自の100%コナ豆
       自分の農園ブランドとして頑張っている農園
       収穫、精製、焙煎、設備も申し分なく、販売ルートも世界中に広く展開している農園
       個々の農園でその収穫から、販売まで全く異なっているのです。
       豆のランクも、ファンシー、エクストラファンシー、bP、ピーベリーとわかれます。
       ハワイコナもスペシャリティコーヒーと同じように、表示方法、農園の付加価値で
       購入する時代に来ていると思うのです。

       話しは写真に戻りますが、やはり農園のオーナーの知り合いで green well を訪ねました。
       大規模の農園で、干しだなは、天候に応じて可動する屋根が印象的でした。
       又、収穫した豆の選別する機械、パーチメントを処理する機械、大型の焙煎機
       生まれて始めて目にするものばかりで、とても刺激になりました。


モンゴルのゲルを思わせる建物 中の様子 山間部の農園
パーチメントを除去する機械 手作り焙煎機(熱風式) 大きなドラムで生豆を撹拌乾燥
   

     コーヒー農園を2つご紹介します。
     最初の3枚の写真の農園は、ジャスティンさんの農園で、1人で切り盛りして頑張っておられます。
     コーヒーだけでなく、いろんなフルーツも栽培していて収穫を増やす為、只今奮闘中です。
     背の高いハンサムな青年で、アメリカ人の開拓精神は日本の若者にも見習ってほしいものです。
     これからの展開が楽しみな農園です。

     
     後の3枚の写真は、オールドハワイアンです。やはりオーナーの知り合いの農園です。
     とても歴史のある農園で、随分工夫された機械の数々・・・パーチメントを取り除くもの、
     焙煎機、大きいドラムは、生豆を撹拌乾燥させるのに効率的に作られています。
     またしても英語の説明で内容が殆ど解りませんでしたが、時代を逞しく乗り越えて
     渋く燻し銀の凄みのある農園でした。